先週末、テレビか新聞だったかで、hottokenai.jpという文字列が目に入ってきました。アフリカの困窮を訴えているようでした。そのサイトを見てみよう、何か協力をしたいとおもいました。毎年UNICEFの募金にも応じていますしね、金額は少ないけど。

しかし、その傍に「7月6日」という文字列もありました。これはサミットが行われる日ですね。今回のサミットの議題の一つにアフリカ支援があるので、それを指しているのだと思います。その瞬間、なにかしなければ、という気持ちがしぼんでしまいました。

アフリカには支援は必要なのでしょうが、ただ借金を棒引きにしたり、お金や食糧の供与に何の意味があるのでしょうか。 「お金は有効に使おう」で触れましたが、支援を受ける側が、その支援をてこにして幸せになる意志がないといけない。汚職、内戦、収奪、レイプ、… これらが蔓延しているところで幸せが築ける訳がないと思う。

もちろん全員が幸せを放棄している訳ではない。特に女性と子ども達。もちろん男性にだっているだろう。そういう人たちに幸せになってもらうにはどうしたらいいのだろうか。

まとまったアイデアではないですが、キーは「隔離」かと思っています。病気の隔離と違って、幸せになりたい人たちが入る大きな駆け込み寺。サンクチュアリといっても良い。日本の昔の植民地で評価されている部分もあるが、そういうところを抜き出したようなものを相手国に求められて作ることをイメージしています。そこで食糧、医療、教育を与える。もちろん与えるだけではだめで、自立のために労働してもらう。労働できる環境を整備する。

そこに入りたければ「幸せになるためのルール」に従ってもらう。入りたい人が増えればだんだんその範囲を広げる。自治能力を育てる。一つの国で成功すれば、きっと他の国からも要望がでるにちがいない。

ああ、また夢想が広がってしまいました。でも理想を描かないと何も変わらない。

そういえば、hottokenai.jpのことを忘れていました。ただ金銭的支援を求めているのかという先入観をもっていたのですが、サイトにいってみると、「この状況を変えるには、お金ではなく、あなたの声が必要です。」というメッセージが出されていました。これならば私も納得できます。
ただ、方法論として「貧困をなくそう、という声を表すホワイトバンドを身につけてください。」というのはどうかと思う。実効性あるのかな。たとえ偽善であっても、困っている人の役に立てばいいと思うのですが。誰か私を説得してください。納得させて下さい。