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~ by Yoshihiro Ueda (@ryokan)

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タグアーカイブ: 国立新美術館

16th DOMANI・明日展

12 日曜日 1月 2014

Posted by yoshihiroueda in カルチャー

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アート, 国立新美術館


国立新美術館で行われている16th DOMANI・明日展 に行って来ました。毎年行われているのですが、以前は2010年に行ったので4年ぶりになります。

今回の特徴は、建築を大きく取り上げたことだろう。建築家43名それぞれに区分されたスペースを与えられている。それぞれじっくりみていると、時間がいくらあっても足りない感じ。

建築家のことはほとんど知らないのだけれど、現在NTTインターコミュニケーションセンターで行われている都市ソラリス展の事前シンポジウムで出ていた松川昌平のARKHITEKTOMEがあった。建築において可能なパターン (コンピュータ上のモデル) を作っては、与えられたコンテキストで評価し、淘汰していくことを繰り返すもの。昨年11月東京ミッドタウンで行われた、慶應SFCのORFでも出ていたらしい。

アート作品に関しては自分としてはあまり収穫はなかったが、その中にあって榊原澄人の作品は惹かれた。

É IN MOTION No.2(部分) http://domani-ten.com/artist/exhibition/01.php より

É IN MOTION No.2(部分) http://domani-ten.com/artist/exhibition/01.php より

大きなスクリーンに、一部が繋がった4つのシーンが少しずつずれながら連続して投影されている。個々のシーンの中では部分部分でそれぞれイベントが発生していて、そのイベントを追っていると他のイベントを見るのが疎かになってしまいまうので、今度は別のところを中心にみることになる。画面の移動はゆっくりではあるが、それでも終端にくると見えなくなるので、そのあいだにみないといけない。一周は15分くらいだと思うが、この作品は全部じっくり見てしまった。

大野由美子の床面にジグソーパズルのピースを並べた作品も面白かった。靴を脱げばその上に乗れるようになっているのだけれど、ピースが靴下にひっかかって元と違ったものになるのではないとひやひやした。

川上りえの作品も、針金で制作したキューブの組み合わせを天井から吊るしたものの下を通っていく感じで、不思議な感覚。

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「具体」展

19 日曜日 8月 2012

Posted by yoshihiroueda in カルチャー

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アート, 国立新美術館


もう1ヶ月前になりますが、国立新美術館で行われている「具体」展に行って来ました。

「具体」-ニッポンの前衛 18年の軌跡
展覧会Facebookページ: http://www.facebook.com/gutai.nact

「具体」というグループの存在自体知らなかったのだけれど、時代を切り開いていった集団だったんですね。彼らの熱気とその変質が感じられる展示でした。

「熱気」というのは、「これまでになかったものを作る」ことを目指していたことが伝わります。様々な素材、動く作品、音の出る作品、美術館から出たインスタレーション、アクションペインティング等制作方法、観客が参加することで成立する作品、朽ちる等変容を受容した作品 … きっとグループ内でも、誰が最初にやったかで競争になっていたのだと思います。

きっとそこには、作品を「売る」という意識はなかったでしょう。しかしフランス人美術評論家ミシェル・タピエ氏がこのグループを世界に紹介し出したことで「変質」が始まります。彼は画商でもあったため、作品が売買の対象になります。売るためには保存、移動ができないといけません。前衛であることには変わりはなかったでしょうが、活動の中心がタブロー形式の絵画に移って行きます。

これは想像ですが、作家の意識も「新しい」ものよりも「売れる」ものにシフトして行ったのではないかと思います。ある作品が売れたら、同じような傾向の作品が求められるようになる。それは「画風」という意味で非難されることではないですが、グループ内では、また個人としても葛藤があったのではないかと思います。

最初の「新しいもの」というところに戻ります。

展覧会の解説には、これが関西の、しかも、高級住宅街を擁する芦屋を中心する活動だったので、受入れられ育ったとありました。土地全体に進取の気性に富んでいたとのことでした。展覧会もデパートで行われるなど、上流階級だけでなく、一般にも受入れられていたんでしょう。

展覧会の休憩室では、当時のニュース映像が流されていました。「これが新しい芸術というものらしいです」みたいな表現があって、分らないけれども受入れる姿勢が微笑ましく思いました。今だと、私は分ってますよ的なスタンスで伝えるんじゃないでしょうか。

これ知らなかったんですが、作品だったんですね。当時の再現だそうです。ニュース映像の中では、この紙を破るパフォーマンスが「まさに横紙破り」と紹介されていました。

これは外に展示してあって、見逃してしまいました。「水の彫刻」の再現。過去のニュース映像では「前衛芸術を見て頭が痛くなった人は、これで頭を冷やしてください」って言ってて実際に子供が頭にあてていました。当時は触れたんですね。

9月10日までです。

今日行った展覧会 2010.04.30

30 金曜日 4月 2010

Posted by yoshihiroueda in カルチャー

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石田尚志, 国立新美術館, 森村泰昌


こんばんは。フリーダ・カーロです (ウソ)。

今日は休みをとってもうすぐ会期末になる美術展に行っていました。

最初に行ったのがここ。

国立新美術館 アーティスト・ファイル2010 —現代の作家たち

新進アーティスト7人 … と思ったのですが、「30歳代から50歳代まで幅広い世代」だそうです。私が知らないだけということですね。知っているのは先日「石田尚志とアブストラクト・アニメーションの源流展」で見た石田尚志だけでした。

新進ではないかもしれませんが、表現はそれぞれ新しいものと感じました。特に福田尚代の文庫本と細かい刺繍と回文を使った作品群、壁一面にディスプレイされた O JUN の絵画作品群、アーノウト・ミックのビデオ作品。

同じく国立新美術館で行われていた 国展も見てきました。アーティスト・ファイル2010のチケットを買おうとしていたら、招待券が余っているという人からいただいたのです。いやそれアーティスト・ファイル2010には入れませんから … でもありがたくいただいて見てきました。

非常に出品点数が多く、もうひとつ展覧会に行こうと思っていたので、あまり長い時間をかける訳には行きません。申し訳ないけど、本当にざっとしか見ていないんですよね。ちょっと変わった傾向の作品は足を止めてみるのですが、それ以外は見渡す感じでしか見ていません、絵画も抽象画がほとんどで、というと何が良くて何が悪いのか判断できないんですよね。嫌いなものなら傾向はあるのですが、嫌いでないからといって好きといえるかというとそうでもなく、ましてや良い作品を評価できる訳でもない。絵画はみんな大作 (サイズが大きい) なんですけどね。

行きたかったというのはこれ。→ 東京都写真美術館: 森村泰昌展・なにものかへのレクイエム

「なにものかへのレクイエム」は、以前行った「森村泰昌 – 美の教室、静聴せよ」展 (→ うえぶろぐ「挑発するモリムラ」) 関連イベントとしてあった映像作品から続くシリーズです。ですからその当時新作として上映されたものを含み、さらにその後の2年間で制作された作品が追加されています。

一つの作品の中に複数の作品へのオマージュがあったり、解説抜きではその魅力がフルに掴みきれないものも多いのですが、楽しめました。

もうひとつ行きたいものもとして、渋谷Bunkamuraで行われているレンピッカ展があります。これは9日までなのでまあ行けるといえば行けるのですが、どうしようかな。

そうそう、恵比寿に行ったついでに、蜷川実花 「春の全館イベント ニナガワ・バロック/エクストリーム」にも寄って見るかと思ったのですが、ちょっとそこまで足を伸ばす気になれませんでした。

光 松本陽子/野口里佳

03 土曜日 10月 2009

Posted by yoshihiroueda in カルチャー

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野口里佳, 国立新美術館


こんばんは。

先週は国立新美術館で開かれている

光 松本陽子/野口里佳

に行って来ました。ハプスブルグ展が始まったばかりで多くの人がそちらに行ってたけど。

松本陽子の抽象画は、同じようなものばかりでちょっとうんざりした。いつもならば、抽象画や現代美術は、その訳の分らなさを楽しむ姿勢で臨むのだけれど、これだけ同じようなものが続くとそんな気にもなれない。

展示室の中にカタログが置いてあったので、本人の文章を読んだ。それを読んで自分の不満の理由がわかったような気がする。

・抽象画は凡庸になりがち。独自性が必要になる。
・世の中には、赤の抽象画、青の抽象画が多い。その中で自分はピンクを選んだ。
・奇を衒った訳ではない。自分のものにして行った。それは自分にとって約束された色だ。
・変わらなければいけないし、変わってはいけない。

最後の項目はよく分る。自分の個性というものは同じスタイルを続けて初めて認識される。それは「作風」といわれ、それがなければ個性が確立されていない、発展途上と呼ばれてしまうのだ。一方で、その個性はマンネリとも同義だ。

松本の作品は、色だけがマンネリというだけでなく、形もないので、作品の差が見えない。作品を作る際に、制作意図がそれぞれあるのだろうかとさえ思う。個々の作品に対する内面から生まれてくる情熱ではなく、アーチストとしてのマーケティングが見えるような気がするのだ。そこがうんざりした理由なんだろうと思う。

一方、もう一人の 野口里佳は写真家で、こちらの作品は、アート的な良さは分らないのだけど、松本作品のような嫌悪感を感じることはなかった。

ところで、それより前に、鴻池朋子展とアイ・ウェイウェイ展にもいたのだけど、こちらは感想をまだ書いてなかったな。

科学にインスパイアされたアート

19 日曜日 7月 2009

Posted by yoshihiroueda in カルチャー

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国立新美術館


こんにちは。もうすぐ日食、この展覧会のことを書いてなかったのを思い出しました。

国立新美術館へのリンク:
野村仁 変化する相—時・場・身体

Tokyo Art Beatの情報:
野村仁 「変化する相 -時・場・身体」

会場: 国立新美術館
スケジュール: 2009年05月27日 〜 2009年07月27日
住所: 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
電話: 03-5777-8600

野村仁というアーチストの名前は今回の展示会で初めて知りました。先日、最終日の「万華鏡の視覚」展と「わたしの句読点」イラスト展を見に行く計画を立てているときに、展示会の存在自体は気付いていたのですが、ノーマークでした。ところが当日の朝、Twitterで「国立新美術館の屋上で七夕かざり。短冊に願い事かくと、野村仁展が無料観覧。」という情報を見つけて、急遽計画に組み込んだものです。

上記作品は、同じ時刻に太陽を撮影して、それを一枚に重ねたもの。そのほかにも、段ボールの構築物が自身の重みで崩れて行く様を記録した作品、ドライアイスが消えて行く様を記録した作品、動きを五線譜にマップして制作した音楽作品、巨木の化石に時の流れを想起させる作品…

「科学にインスパイアされた作品」とこの記事の表題に書いたが、例えば電子顕微鏡写真をモチーフにしたり、新素材や新技術を作品に取り入れたり、科学の言葉を借りて自身のイメージを説明したりするのとは異なる。野村は、自分の個性を表現しようとする前に、科学理論を咀嚼し、観察で得られたものをそのまま記録し、そしてその中からアートを発見しようとしているようだ。そのために最新の宇宙理論を学び取り入れようとしている。

こういうことを40年前からやっていたというのは、早過ぎたといえるのだろう。一般には知られない中で、自身の目指すものをずっと追求して来た姿勢には頭が下がる。今だと訳の分らない作品も能書きで一般に受入れられるようになって来たが、ここにはそれらを寄せ付けない基盤があると思う。

入場料がただになった以上に、ノーマークだったアーチスト、作品に気付かせてくれてありがとうといいたい。

今日行った展覧会

05 日曜日 7月 2009

Posted by yoshihiroueda in カルチャー

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アート, 国立新美術館, 森美術館


こんばんは。今日は疲れたので早く寝なきゃ…

今日は次の展覧会に行って来ました。

#1 森美術館 「万華鏡の視覚」展 → Tokyo Art Beatの情報、展覧会トップページ
— 最終日だったので … 「万華鏡」でまとめるのはどうかとは思うが、面白かった。

#2 国立新美術館 野村仁「変化する相 -時・場・身体」 → Tokyo Art Beatの情報、国立新美術館の展覧会のページ
— 七夕イベントに参加すると無料というのに惹かれて行ったのだけど面白かった。

#3 国立新美術館 国際墨画会展 → 国際墨画会お知らせ
— 最初水墨画かよと思ったのだが、色使いなど既存の水墨画とは異なる作品もあって楽しめた。

#4 たばこと塩の博物館 イラストレーター170人が描く「わたしの句読点」 → くれまむさん情報、TIS展示会情報
— 和田誠、及川正通、宇野亜喜良、長友啓典など有名どころがたくさん … 山下以登さんのかわいい作品以外はあまり印象に残っていなくて申し訳ない。

国立新美術館の展示場は広いのですね。森美術館と同様、余裕をもった展示ができていて快適でした。とはいえ広いということはそれだけ歩くということですが。乃木坂駅と六本木ヒルズ間を徒歩で往復、渋谷→タバコと塩の博物館→原宿と徒歩で移動したので疲れました。それなのに帰りにプールで泳いで来たし。

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