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日本版MOOC (Massive Open Online Course) のgaccoで、「今だからこその江戸美術 Edo Visual Culture As We Really Should Know It 」 を受けていました。

4週に渡って開講しており、各週に課題があります。いつも締め切りギリギリで提出していました。

最初の3週は4択のテストで、ちゃんと講義を聞いていれば答えられるのがほとんどですが、最終週は400字レポートでした。5つのキーワードを含めて400字にまとめるのは、なかなかしんどい。

レポートの設問は

18世紀英国最大の文化的発明とされるピクチャレスクについて、その出現の経緯から日本への(ありうべき)影響まで、400字以内で概述せよ。ただし次のキーワードを必ず含めること。
1. サブライム
2. 土井 有隣
3. クロード・グラス
4. 横浜絵
5. スコットランド

というもので、「江戸美術」と言いながらヨーロッパの状況を踏まえて回答しなければなくて、なかなか面白いでしょ? 気合入れて書きましたよ。

レポートを提出すると、他の受講者のレポートの採点です。5名の受講者を採点し、良いところ改善すべきところなどコメントも書きます。

せっかくなので、自分が書いたレポートをここであげようかと思いましたが、まだ締め切り前なのでやめておきます。次週加筆します。採点基準も一旦消しました。→ 加筆しました。

私のレポートです。

ピクチャレスクは、辞書的には「絵のような」という意味であるが、風景画においては、危険な場所を対象にしていることと、絵に画家の視点、構想が込められていることを特徴とする。
イギリス人はイタリアへの旅行グランドツアーにおいて、アルプスの山越えという危険な行為の克服が新たな感動であることを知った。この人間への試練を与える荒々しい自然を崇高(サブライム)と表現し、絵の題材にした。スコットランドは高い山、崖が多い海岸が多くイギリス人 (イングランド人) にとって、題材の宝庫である。
視点に関しては、イギリス人はフランス的な均衡を好まず、不均衡な構図を好んだ。風景もクロード・グラスという凸面鏡に写して写生していた。
日本にもピクチャレスクの影響が見られる。長崎派の土井有隣は崖や枯れ木などのピクチャレスク的題材を選んだ。北斎の絵は構図が特徴だし、あるものを取捨選択してフレームに収める視点が横浜絵にも見られる。(398文字)

採点基準に関しですが、これまで受講した「デザインのまなざし」や「イノベーション入門」では採点基準は決まっていても採点者の主観や知識が影響するものだったのに対して、今回は指定されたキーワードが含まれているかどうかで採点するので、自動的に決まってしまいます。そのキーワードが正しく理解されて適切なコンテキストで使われているかは関係がありません。この点は一所懸命作文したのにがっかりという感じ。

あとこれ以外に点数は1点と少ないですが、指定していないキーワードが使われているかどうかで加点があります。400文字中に全部のキーワードが含めれらていることなど考えにくいので、100点は絶対取れない設計になっていました。評価項目に「富嶽三十六景」に言及しているか、というのがありました。「北斎の絵」を「富嶽三十六景」にしておけばよかった。ちょうど400文字に入ったし。

 

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