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いやそうではない。

っていきなり結論書いてみました。こんにちは。

シバレイさんあざらしサラダさんらが、「得票は大きく違わないのに当選者数が大きく違うのは、小選挙区制の欠陥ではないか」と指摘されています (補足: それぞれの意見をひとくくりにするのは適切ではありませんでした。あざらしサラダさんから、主旨は「民意を正しく反映できない現行制度を見直すことも必要」である旨コメントいただきました)。

しかし、小選挙区制の狙いが2大政党制にあるですから、それは狙いどおりであるといえます。大きくは政策の違わない2つの政党、従ってどちらへ転んでも大きくは崩れない2つの政党を中心に構成され、政権交代を繰り返していくということが狙いであれば(私自身は2大政党制には賛成できませんが)、今回の得票率の差のほうが大きすぎた、といえるでしょう。

すなわち、現実がまだ理想に追いついていない、または、まだ追いついていないと国民が感じているといえるでしょう。民主党が政権をとるに足る政党になっていないと評価されているのです。郵政民営化で対案を出していない、それを小泉さんに指摘されているところが大きいでしょうね。ただ「反対!」では昔の社会党と変わらない。

日本における小選挙区制の導入には、自民党の事情もありました。中選挙区制では自民党から複数の候補者を立てざるを得ず、自民同士で票を取り合うことになるため、お金がかかるということでした。票を取り合うのは分かりますが、お金がかかるってのはどゆことって感じですね。自分で自分をコントロールできないので制度を変える。自分で作った特殊法人がお金を使うのをコントロールできないのを、民間企業になる郵便貯金がわでしっかり査定してもらう、って感じですか。

補足: 選挙制度改革の議論のときに、中選挙区制はそのままで、投票時に、その選挙区の定員と同じだけの数の候補者をかけるようにする、というのがありました。これだと票を食い合わずに競争ができ、理想的だと思いました。

自民党が小泉党になったという声がありますが、その意味ではこれも狙いどおりの方向といえます。こちらのほうは小泉さんのおかげ?でようやく現実が (小選挙区制の) 理想に近づいたといえます。

私自身は2大政党制には賛成できないと書いたのは、2大政党があまり政策が変わらないとすると、日本人の特性として何かあるとみんな同じ方向を向いちゃう、ということを怖れていることがあります。アメリカだって9.11以降は自由な発言ができなかった。日本だったらどうなったんでしょう。誰だったか忘れましたが、共産党はクラスに必ずいたがちがちの委員長タイプで、2、3人はそういう人がいてくれないと困る、といっていました。まだ比例代表があるからいいけど、小選挙区だけになったら共産党はなくなっているかもしれません。

もうひとつの懸念は、アメリカのように政権交代で官僚組織も入れ替えがあるということがない、ということです。これでは何も変わりませんよね。2大政党制かどうかに関わらずまずここをなんとかしないと。

衆院選’05雑感 (4) はまた後日!

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